DOKOH LABO:カテゴリ「シルクの利用」一覧

2022/02/01 シルクの利用

シルクの利用⑤

天然繊維の中で唯一の長繊維であるシルク。その特性である高級感や光沢感のため、多くの祭祀のための法衣やドレスなどに用いられてきた歴史があります。そうした『見せるシルク』から時代が進み、シルクの特性である肌ざわりや機能性が注目され、今度は私たちの生活に身近で実用的な『身につけるシルク』が注目されるようになり、衣料用の素材として活躍しするようになりました。今後はさらにシルクの特性を生かし、日常的に我々の生活で使用される化粧品、食品、医療分野への活用、そして身の回りを彩る多様な製品への活用など、シルクの可能性はこれからもますます広がっていくでしょう。

 

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2022/01/05 シルクの利用

シルクの利用④ ~資材としての利用~

○シルクの資材としての利用
靴下など衣料用として戦前までは日本からも大量に作られ輸出されていたシルクですが、世界を襲った大恐慌をきかっけとしたナイロンなどの新しい素材の出現により衣料用素材としてのニーズが激減します。
一方で、シルクは古来より美術品や工芸品など衣料用以外ものにも多く利用されてきました。日本でも絹本著色や絹本墨画など多くの絵画や水墨画のキャンバスとしても使われています。
こうした美術工芸品以外に、シルクの用途はさらに資材の分野へ広がっています。
丈夫で滑りが良いことから、戦争中はパラシュートの素材として多く使用されていました。現在では布団や真綿などの寝装用や壁紙などインテリアとしても多く利用されています。
シルクブランドで有名なジムトンプソンは、野蚕糸独特の太い糸が小物やインテリア製品を作るのにきれいな形が出ると評価し、タイらしいオリエンタルな雰囲気を残しながらデザインに西洋のセンスを取り入れた製品を多く生み出していて、鞄やポーチなどの小物からカーテンや椅子、クッションなどインテリア製品に至るまで、他社の製品と差別化された製品は大変人気があります。

 

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2021/12/01 シルクの利用

シルクの利用③ ~医療分野への利用~

○シルクの医療分野への利用

シルクは生体に使用しても安全性も高い 素材であると考えられているため、外科手術用の縫合糸としては古くから利用されています。

また、シルク水溶液を平たく広げて乾燥させたシルクフィルムは細胞培養の基材などに利用されていますし、シルクスポンジは軟骨組織再生基材として再生医療分野への応用も期待されています。
遺伝子組み換え技術が進み、さらに体になじむシルクができれば、さらに医療用品への利用が見込まれます。

現在はまだ高級な衣料素材というイメージが強いですが、これからもシルクは様々な研究がすすめられ、生活の中のもっと身近な場面で活用されるようになる日も近いでしょう。

 

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2021/11/01 シルクの利用

シルクの利用② ~食品への利用~

○シルクの食品への利用

蚕はシルクを生み出すだけではなく昔から食用としても利用され、日本では今でも蚕のサナギを佃煮や甘露煮にして食べる地域もあります。蚕の餌である桑の葉が漢方薬として用いられているということもあり、それを食べた蚕の糞は、乾燥させて漢方薬としても用いられてきました。
蚕が生み出すシルクについても、その構造や成分が科学的に解明され、食べることで現代の病気、生活習慣病の予防に効果があることがわかってきました。
シルクを構成しているタンパク質、セリシンとフィブロインは、血中コレステロールの上昇を抑える性質があり、健康補助食品に使われたり、糖尿病患者の食事コントロールに用いられたりしています。

 

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2021/10/01 シルクの利用

シルクの利用① ~化粧品への利用~

シルクは古くから高級な和服や肌着の素材として利用されてきましたが、シルクはその特性上洗濯がしにくい、毛羽立つ、黄ばむといった欠点があり、こういった欠点を補って機能性を付加する研究が進んでいます。
また、シルクは衣料の素材として優れているのはもちろんですが、繊維以外のもっと身近な商品にも利用されつつあります。昨今では環境や健康に対する意識の高まりもあり、天然素材のものを見直したり、積極的に利用したいと考える人が増えていて、シルクの機能性を利用した様々な商品が開発されているのです。

 

○シルクの化粧品への利用

シルクを構成しているタンパク質であるセリシンのアミノ酸成分が人の皮膚に近く、シルクは肌に優しい素材とされていますが、セリシンは保湿・抗酸化性作用への効果があると言われています。またもう一つのタンパク質であるフィブロインには、抗酸化作用、抗菌作用、紫外線カット機能などがあることが知られています。

これらの機能を期待し、シルクは様々な形に加工されています。

シルク水溶液はそのまま化粧品の原料として使われていますし、さらに水溶液を凍結乾燥したものやフィルムやスポンジに加工したものを破砕することでシルクパウダーを調製し、化粧品の材料として用いられています。

今では基礎化粧品だけでなくファンデーションや口紅、シャンプーなど幅広いコスメ製品に利用されているのです。

 

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