DOKOH LABO:2020年11月一覧

2020/11/30 蚕の種類

様々な種類の蚕②

一方、野蚕は食料や生息地域なども様々で、繭の形や色も異なります。特徴のある野蚕の中で、特に知られている種をいくつかご紹介します。

 

●テンサン(天蚕)

ヤママユガとも呼ばれる日本原産の種で、日本全国で分布生息しています。主にクヌギ、カシ、クリなどの葉を食べ、孵化後50~60日で緑の美しい繭を作ります。

●サクサン(柞蚕)

中国が原産ですが、日本、朝鮮、インド産などもあり、タッサーと総称されています。主に中国とインドで飼育されていて、クヌギやカシなどの広葉樹の葉を食べ、淡褐色ないし茶褐色の繭を作ります。

●ムガサン

インドのアッサム地方にだけ生息しており、黄色~黄褐色の繭を作ります。

●エリサン

インドのアッサムが原産ですが、中国で多く飼育されています。ヒマを好んで食べることからヒマサンとも呼ばれています。繭の色はキナリや赤褐色など様々で、繭の層は綿状でふかふかしています。

●クリキュラ

インドネシアが原産で毎年3月頃から大量発生して街路樹を食い荒らす害虫とされていましたが、金色の繭を作ることから『黄金の繭』と呼ばれます。近年これを利用する様々な研究がすすめらています。

 

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2020/11/16 蚕の種類

様々な種類の蚕①

シルクの原料となる繭と言えば、白い楕円形の形というイメージが一般的ですが、決してそれだけではありません。世界には多種多様な種が存在し、種によって繭の色や形は異なります。

一般に流通しているシルク製品の原料となる生糸の繭を作る蚕は、カサン呼ばれるカイコガ科の蚕で、家蚕として世界各地で養殖されています。これらが私たちがイメージする白い繭を作る蚕です。

 

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2020/11/02 蚕の種類

蚕の種類について~家蚕(かさん)と野蚕(やさん)②

2.野蚕の特徴

人が育てるわけではなく、クヌギ、カシ、コナラ、シラカシなど様々な葉を食物とします。このため繭の形や色も種により異なります。現地ではそれらを天然資源として活用する術を持たずに樹木を食い荒らす害虫扱いされているものもあります。飼育される種類は少ないですが、現在は主として中国、インド、日本などで利用されています。

 

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