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2024/12/01 シルクの利用

シルクの特性を活かした製品⑥

○ナイトキャップ

ナイトキャップは美容への関心の高まりとともに使用する人が増えています。艶やかな髪を維持するため、就寝中にも簡単に髪のケアを行えるアイテムです。

 

[シルクの特性による効果]

調湿性・・・就寝時の汗を吸収したり放湿したりするため蒸れにくい。

保湿性・・髪を乾燥から守り、寝返りなど寝具との摩擦を防ぎ、髪へのダメージを軽減できる。

 

シルクの特徴~吸水性と放湿性はこちら↓

https://www.dokoh.co.jp/blog/1918

シルクの特徴~肌にやさしいはこちら↓

https://www.dokoh.co.jp/blog/1910

 

日本から独自のシルク文化を発信 

塩縮、シワ加工、伝統技術などの特殊加工を提案しています。

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~同興商事株式会社~

2024/11/01 シルクの利用

シルクの特性を活かした製品⑤

○下着・肌着

長時間、直接肌に着用する下着や肌着はシルクの特性が多く活かされており、その効果を実感しやすい製品です。

 

[シルクの特性による効果]

人間の皮膚のタンパク質に近い・・・肌への刺激が少なく、お肌に優しい。

吸湿性・放湿性・保温性・・・肌が発散する水分を吸収し、乾燥時には放湿することで常に肌を快適な状態に保つ。夏はべたつかず涼しく、冬は乾燥を防ぎ暖かく一年を通して着用できる。

抗菌性・・・細菌の繁殖を防ぎ肌を正常な状態に保つことがでる。また防臭効果も期待できる。

 

シルクの特徴~吸水性と放湿性はこちら↓

https://www.dokoh.co.jp/blog/1918

シルクの特徴~抗菌性はこちら↓

https://www.dokoh.co.jp/blog/1914

 

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インクジェット、ハンドスクリーン、オートスクリーン、ロータリースクリーン等用途に応じた加工を提案しています

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2024/10/01 シルクの利用

シルクの特性を活かした製品④

○パラシュート

第二次世界大戦までは落下傘(パラシュート)の素材として絹(羽二重)が使用されていました。そのほとんどが日本の絹で作られていました。

 

[シルクの特性による効果]

軽量・強度が高い・・・軽くて丈夫である。

 

シルクの利用~資材としての利用はこちら↓

https://www.dokoh.co.jp/blog/2252

 

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レディースを中心に各種アイテム、ニット、カットソーの縫製にも対応しています

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2024/09/01 シルクの利用

シルクの特性を活かした製品③

○和楽器の弦

三味線や琴の弦には現在でも、しなやかで強い絹糸を加工したものが使用されています。

 

[シルクの特性による効果]

強度が高い・・・丈夫である。

 

シルクの利用~資材としての利用はこちら↓

https://www.dokoh.co.jp/blog/2252

シルクと絹と三味線と。はこちら↓

https://www.tmandthemoon.com/blogs/people/%E4%BB%8A%E4%BA%95%E4%BC%B8%E6%B2%BB

 

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納期・品質・物流までの徹底管理を行っています

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2024/08/01 シルクの利用

シルクの特性を活かした製品②

○絹本(けんぽん)

絹本は書画や文書を制作する際に使う絹の布地や、絹の布地を使って制作された書画作品のことです。蚕の繭から引きあげた糸を柔らかく精練せずに、そのまま布に織り上げているので手触りはごわごわしていてハリがあります。

 

[シルクの特性による効果]

優れた発色性・・・発色が良く、細かな色味を出すことができる

強度が高い・・・丈夫である。

 

シルクの加工~染色はこちら↓

https://www.dokoh.co.jp/blog/1987

シルクの利用~資材としての利用はこちら↓

https://www.dokoh.co.jp/blog/2252

 

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ウォッシャブル、撥水、防縮、樹脂、スエード、天日加工など様々な加工に対応しています

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2024/07/01 シルクの利用

シルクの特性を活かした製品①

シルクの歴史は大変古く、約5000年から中国で使われはじめ、以降世界中の人々に愛されています。

しかし大変貴重で高価なことから、昔は金と同じ価値があると言われており、シルクの用途は高級な衣装や装飾品、美術品の素材でした。

近代においてはその特性を利用して軍需用品として使用されたこともありました。

現代でもシルクの人気は依然として高く、これまで知られてきたシルクの従来の特性以外に、シルクの持つタンパク質が人の持つタンパク質とほぼ同じであり肌にやさしいことや紫外線をカットするなど、見た目の美しさ以外の機能的な部分でも注目され、肌着やルームウェアなどの衣料用品や化粧品や医療用品、食品などの分野でもシルクが用いられるようになっています。

シルクの特性がどのような製品に利用され、どのような効果が期待できるのかをまとめてみました。

 

○呉服

呉服とは元々絹織物自体を指す言葉でしたが、現在では絹で織られた着物は呉服と呼ばれています。

呉服は高価で見た目が美しいだけでなく、機能的にも大変優れており絹の特性が十分に活かされた衣装です。

 

[シルクの特性による効果]

光沢感・・・表面がつるんとして美しい光沢がある。

優れた発色性・・・発色が良く染め上がりが美しい

軽量・強度が高い・・・軽くて丈夫である。

吸湿性・放湿性・保温性・・・水分を吸収したり放湿することで、肌を常に快適な状態に保ち、夏場は涼しく冬場は温かい。

抗菌性・・・夏場なども菌の繁殖を防ぎ、防臭効果も期待できる。

 

シルクの特徴~独特の光沢感はこちら↓

https://www.dokoh.co.jp/blog/1900

シルクの特徴~保温性

https://www.dokoh.co.jp/blog/1920

 

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2024/06/01 シルクと文化

金色姫伝説

日本における養蚕始まりの地とされ、古くから信仰を集める「常陸国の三蚕神社」に縁の伝説があります。それが金色姫伝説です。

 

[金色姫伝説]

昔インドのお姫様が、継母に虐められ、桑の木で作った船で流されてしました。
流れ着いたのが、「豊浦」と言う地。
漁師の権太夫夫婦は、姫を看病しますが亡くなってしまいます。夫婦は悲しみ、唐びつを創って姫の亡骸を納めました。
その夜、権太夫の夢の中で、姫が「食べ物をください」と訴えます。
翌朝、権太夫夫婦が棺を明けると、亡骸は無く、蚕がたくさんいました。
夫婦は、姫が桑の木の船に乗ってきた事を思い出し、桑の葉を与えます。
やがてその蚕は繭を作りましたが、繭をどうして良いのか分からず困っていた権太夫。再び夢を見て、筑波山の仙人から糸をとる方法を教えてもらい、養蚕を営みました。
これが養蚕のはじまりだと言われています。

 

といった内容です。

 

金色姫が常陸国の「豊浦」という地に姫が漂着したとあるので、この3つの神社の所在に同地名を含んでいることはとても興味深いところです。

 

なぜ金色姫伝説が関東甲信越地域で広く信仰されることになったのか。

諸説ありますがこの金色姫伝説を明治以降に広めたのは蚕の卵を売っていた蚕種商人ではなかったかと言われています。

結城紬を作る結城蚕種というブランド蚕種を各地で販売する際にこの金色姫伝説を謳っていたのだろうと考えられています。

 

近代以降の養蚕業の発達と結びついて養蚕信仰は高まり、養蚕業の衰退とともに信仰も衰退していきました。

 

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2024/05/01 シルクと文化

常陸国の三蚕神社

明治以降は逆に日本からの絹製品の輸出が増え、さらに養蚕業がさかんになり、養蚕業に携わる人々が関東甲信越を中心に、参拝者として各地から訪れました。

茨城県は結城紬(常陸紬)の産地としても知られていますが、絹川、蚕飼川、糸繰川など蚕業に関わる地名も多くいことから、この地域がいかに養蚕業が盛んであったがわかります。

そして蚕神を祀る神社も多く残っていて、なかでも「常陸国の三蚕神社」と呼ばれる神社が聖地として重要な位置を占め、養蚕業の広がりとともに信仰も各地に広がっていきました。

三蚕神社は各地に分霊され、現在も同じ名前の神社が全国各地にありますが、常陸国の三蚕神社はそれらの神社の総本山であると考えられています。

 

・日本一社:『蚕影山(こかげさん)神社』(茨城県つくば市神郡豊浦)

・日本最初:『蚕養(こがい)神社』(茨城県日立市川尻町豊浦)

・日本養蚕事始め:『蚕霊(さんれい)神社』(茨城県神栖市日川)(豊浦浜・豊良浦)

 

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2024/04/01 シルクと文化

京都の蚕の社

嵐電「蚕ノ社」駅の東にある「蚕の社」は、祈雨の神として信仰を集め、京都でも最も古い神社の一つです。

『続日本紀』大宝元年(701)の記事にこの社の名前が記されていることから、建立は飛鳥時代のものではないかと推測されます。

本殿東側に織物の始祖を祀る蚕養(こかい)神社があることから、この神社は通称を「蚕の社(かいこのやしろ)」又は、「木嶋神社(このしまじんじゃ)」と呼ばれています。

木島神社の西には、聖徳太子に影響を与えたとされる秦河勝ゆかりの広隆寺があります。

渡来人であった秦氏が養蚕技術をこの地にもたらしたと言われており、古くから秦氏の大集落があったとされることから、この地は太秦(うずまさ)と呼ばれ、木島神社も秦氏ゆかりの神社と考えられています。

 

日本の絹産業では富岡製糸場と絹産業遺産群が有名ですが、京都にも秦氏、太秦、蚕の社など、日本の絹産業の歴史に深く関わってきた遺産が多く残されており、その歴史の古さを考えると日本の絹産業の原点は京都にあると考えられます。

実際、平安時代には京都の地で絹織物業は宮廷文化を中心に発展を遂げ、それが現在まで引き継がれているのです。

平安以降、近世まで律令体制が崩壊により、官の独占であった蚕糸絹業は、生産力が下降し、有力者による生産と輸入に頼っていくことになります。

 

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2024/03/15 シルクと文化

養蚕業の発達と蚕神信仰

江戸時代以前は生糸は輸入に頼っていましたが、江戸時代以降は絹の国内需要が増えたため、輸入による金銀の流出を防ぐために幕府は生糸の輸入を制限して、国内の養蚕を推奨するようになりました。

養蚕業は畿内中心から、関東、東北地方に拡大し、この地方の農家では養蚕が短期間で大きな収入を得られる生業で、その成否が一家の盛衰に多大な影響を及ぼすようになりました。

そして絹織物も西陣だけでなく桐生織も流通するようになっていきます。

このころ知識や技術の向上のため、養蚕のための手引書が蚕種作りを商う蚕種家によって多く書かれたようです。

とはいえ、蚕は繊細な生き物で、蚕自身の成育が難しいことや、餌となる桑の生育、蚕の天敵であるネズミなどの食害など様々な問題に立ち向かうため、精神的な支えとして信仰の存在がありました。

 

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